わさびについて感じたことや体験など、わさび雑感を綴っています。
- イベント
- 投稿日 2024-05-25
鮪に本わさびと日本酒を愉しむ会
2024年5月19日(日)に旬菜鮪處 英(はなぶさ)さんとのコラボ企画で、「鮪に本わさびと日本酒を愉しむ会」を開催しました。
旬菜鮪處 英(はなぶさ)
東京メトロ「根津」駅から徒歩1分。昭和31年に建てられた古いビルの2階にある旬菜鮪處 英(はなぶさ)は、美味しい鮪とねぎま鍋が評判のお店です。
店主の大野薫さんのお父様は、旧築地市場の鮪の仲卸店で、番頭をされていました。
お父様の頃から繋がりのある仲卸店で日々仕入れをし、季節ごとに変わる旬の食材を用いて料理を提供しています。
料理に合わせて日本酒やワインも、こだわりの逸品を取り揃えており、一度食べたら忘れられない、本鮪の美味しさを、心地よい音楽と空間の中で、ゆったりと味わえるお店です。
わさび4種類
旬菜鮪處 英さんの料理に合わせて用意したわさびは4種類。
御殿場の真妻
中伊豆の赤茎系わさび
天城湯ヶ島の実生
津和野の島根わさび
はじめは、すりおろしたわさびだけで味わっていただき、品種や産地による違いを感じていただきました。
その後は、料理とそれぞれのわさびの組み合わせを楽しんでいただきました。
刺身
刺身は部位や産地の異なる本鮪に鮃、帆立。さらに異なる部位の鮪や炙りも提供されました。
帆立や鮃には実生や島根、鮪は真妻や赤茎など、わさびを変え
脂ののった鮪にはわさびをたっぷりと、白身や帆立には控えめにつけて召し上がっていただきました。
炙りには塩とわさびが好評でした。
それぞれ、好みのわさびや好みの組合せを見つけられたようでした。
ねぎま鍋
江戸東京野菜にも登録されている千住葱がたっぷり入ったねぎま鍋。
有名料理人にも褒められたというお出汁でじっくりと煮ます。
最初はそのまま、途中からわさびを添えて召し上がっていただきました。
締めの雑炊も最初はそのまま、途中からわさびを添えて味変を愉しみました。
日本酒
この日のために大野さんが選んだ日本酒は4種類。
奈良 油長酒造の「風の森 秋津穂 657」
山口県岩国 八百新酒造の「雁木」
山形 米鶴酒造の「米鶴 純米 蛍ラベル」
山梨 萬屋醸造店 「春鶯囀(しゅんのうてん) 純米酒 鷹座巣」
春鶯囀はねぎま鍋に合わせて、御燗で提供されました。
おわりに
この企画は、農産物プロデューサーの新田美砂子さんが繫いでくれたご縁で実現しました。
懐の深い大野さんの料理とお酒にみなさん大満足でした。
おひとりで参加の方からご家族で参加の方もいらっしゃいましたが、あっという間に打ち解けて参加者の方と一緒に楽しい空間と時間が作れました。
旬菜鮪處 英の大野さんと新田さん、参加してくださった皆様に深く感謝申し上げます。