わさびと...

千代田区は区の基本計画のなかで、施策目標の１つとして「千代田区の魅力を効果的に発信するとともに、地方との連携により、区内地域の活力を高めます」と定めています。

西伊豆町は千代田区の連携自治体のひとつです。
西伊豆自然体験学習ツアーは、千代田区の地方連携の一環として、西伊豆町の自然と日本の伝統的な食文化に触れ、人々との交流を経験することで、豊かな人間性、自ら学び、自ら考える力、などの生きる力の基盤を作り、子どもの成長の糧とすることを目的としています。
西伊豆町は日本の伝統的な食材であるかつお節とワサビの両方を生産している数少ない自治体です。

ツアーの対象は、千代田区在住の小学4年~6年生とその保護者です。
7月後半に西伊豆を訪問する予定です。

かつお節は完成するまで約半年、ワサビは収穫までに2年程かかりますが、西伊豆で体験できるのは、その一部です。

体験学習のみでは、知識の獲得量に限りがあるため、より深く理解し、講師や他の参加者とのコミュニケーションを通じて、自分で考える力を養うことを目的に、ワークショップ形式の事前学習を導入しました。

前半は、森林の役割り、森林とかつお節・ワサビのつながり、かつお節、ワサビについて学び、後半は、調理と試食をしました。

かつお節で一番だしをとり、だしの味見をしました。
子供たちは、だしだけで美味しいと感じてくれたようです。

その後は、一番だしですまし汁を作りました。
味見することの大切さを学んでほしいので、味付けした後に味見をし好みで塩や醤油を足してもらいました。

最後にワサビをおろしてわさび丼作りにも挑戦しました。

子供たちが作ったすまし汁とわさび丼に加えて、ポテトサラダ、茎の三杯酢漬け、わさび漬け、わさび味噌、バニラアイスクリームを試食しました。
ポテトサラダとバニラアイスクリームにはワサビをのせて食べました。

子供たちからは「本当のワサビは甘さがあって美味しい」
「ワサビが好きになった」という嬉しい声があがっていました。