わさびについて感じたことや体験など、わさび雑感を綴っています。
- 雑感
- 投稿日 2022-06-13
魚の消費量と魚屋さん
湯島に丸赤ありといわれて70余年の老舗「丸赤商店」さん。
干物や西京漬けが有名ですが、刺身などの鮮魚も他にはない美味しさです。
本店では刺身に生わさびやツマ類をつけてくれるので、自宅で本格的な味を楽しめます。
今回は魚の消費量と魚屋さんについて考えてみました。
日本人の魚離れ
魚は世界的に良質なたんぱく源として高く評価されています。
健康ブームの影響で世界的な消費量は年々上がっています。
一方で、我が国における魚介類の1人当たりの消費量は、平成13(2001)年の40.2㎏をピークに減少を続け、令和2(2020)年には23.8kgにまで減っています。
年齢階層別の魚介類摂取量をみてみると、若い層ほど摂取量が少なく、特に40代以下の世代の摂取量は50代以上の世代と比べて顕著に少なくなっています。
減少傾向にある鮮魚店
日本人の食卓に欠かせない魚を扱う魚屋さんですが、近年ではスーパーマーケットでの販売形態が主流となり、鮮魚小売店は減少傾向にあります。
魚屋は古くは「ととや」と読まれました。千利休は父親が魚問屋であったであったことから、「魚屋(ととや)」を屋号としたとされます。
魚の嗜好
これまで魚の消費は、年齢を重ねるほど魚を食べるようになる「加齢効果」があるといわれていました。
人は成長段階によって食べ物に対する嗜好が変化しますが、子どもの頃に食べたものの記憶はその後の食生活に影響を及ぼします。
子供のころに魚を食べていたからこそ、魚食の加齢効果があったのでしょう。
子供たちや若い世代が、魚を食べる機会を増やしたいものです。
魚屋さんは魚の下ごしらえをしてくれるだけでなく、旬や食べ方も教えてくれます。
魚屋さんともっと話をしてみませんか。