わさびについて感じたことや体験など、わさび雑感を綴っています。
- 報告
- 投稿日 2024-08-18
港区Kissポート財団主催 親子食育講座
公益財団法人港区スポーツふれあい文化健康財団(愛称:Kissポート財団)主催の夏休み親子食育講座「わさびのヒミツを知ろう!」を担当させていただきました。
8月8日(木)に開催された講座の様子をご報告します。
Kissポート財団とは
公益財団法人港区スポーツふれあい文化健康財団(愛称:Kissポート財団)は、平成8年4月に港区が設立した財団法人です。
Kissポート財団は、港区民の自主的なコミュニティ活動の支援や、文化やスポーツ振興、生涯学習、健康増進等に関わる様々な事業の実施や参加の機会の提供等をとおして、区民の日々の生活が健康で文化的なものになるよう活動をしている財団です。
Kissポート財団では、毎年、夏休み期間中に子どもを対象とした多くのイベントを企画しています。
その内容は、スポーツや講座、体験、鑑賞、そしてお祭りなどさまざまです。
水の温度を知る
食育講座は、前半は実験をしながらわさびのヒミツを探り、後半は調理してわさびを味わう内容です。
講座では湧水と森林の役割りについても説明しています。
湧水に触れたことのない子どももいます。
そこで、先週訪れた西伊豆のわさび田の温度を再現し、水道水の温度と比較しました。
二種類の水の温度を比べることで、わさびが冷たい水で育つことを体感してもらうことが狙いです。
わさびは辛くない?
参加者全員が、はじめて本当のわさびを食べるという子どもたちです。
はじめにわさびを見てもらい、次にわさびはそのままでは辛くないことを実験しました。
わさびはすりおろすことで細胞が破壊され辛味がでますが、すりおろす前は辛くありません。
子供達は、怖々と味見した結果は、「本当だ、辛くない!」
次は、すりおろすと辛くなるわさびを辛く感じない実験です。
ポテトチップスにおろしたわさびを挟んで試食しました。
油分がわさびの辛みを包み込んで、辛さはほとんど感じません。
料理してみよう
かつお節で一番だしをとり、一番だしですまし汁を作りました。
かつお節のよい香りが調理室に広がりました。
一番出汁の美味しさや味見しながら調理することの大切さを学んでほしいので、味見をしながら調理しました。
最後にワサビをおろしてワサビ丼作りにも挑戦。
子供たちは「わさびが甘い!」とどんどん食べていました。
わさびだけでなく、かつお節や醤油の美味しさも再認識してもらえたようです。
「日本の大切なものであるわさび、ただの食材だけではなく生活を豊かにしてくれる文化の1つだと改めて感じました。」というコメントがあり、嬉しく拝見しました。
財団の方にサポートしていただいたおかげで、楽しい講座になりました。